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大相撲5月場所9日目、独走関脇・栃ノ心が9連勝、追走1敗の両横綱も揃って白星。一見、順調な展開ですが、実は近い将来「横綱・大関ゼロ時代到来」もあり得る危機が9日目にくっきり見えたのです。

2018年5月場所9日目の戦績

9日目が終わり、幕内の優勝争いの現状です。
 
【9連勝】

  • 関脇・栃ノ心
【8勝1敗】
  • 横綱・鶴竜
  • 横綱・白鵬
  • 前頭11・千代の国
【7勝2敗】
  • 前頭5・勢
  • 前頭16・妙義龍
白星の数だけでいうと、現状優勝争いをしているのは、ここにあげた6力士ですが、実質的には次の3力士です。番付順に書きますね。
 
  • 8勝1敗、横綱・鶴竜
  • 8勝1敗、横綱・白鵬
  • 9勝0敗、関脇・栃ノ心
9日目で「2横綱・1大関が優勝争いをしている」という状況は、ここ数場所にはなかったことで、それだけ見ると「今場所はいつになく面白い場所」となるのかもしれません。数字だけを見たらね...。

大相撲の危機

サイト管理人は、9日目の幕内の全取組を見て、危機感を覚えました。端的にいうと次の3点です。

  • 近い将来、横綱ゼロ時代が到来するかもしれない
  • 近い将来、大関ゼロ時代も到来するかもしれない
  • 現役理事は、この状況に危機感を覚えていない?

近い将来、横綱ゼロ時代が到来するかもしれない

初場所前に横綱・日馬富士は去り、昨年初場所の初優勝で横綱昇進を決めた横綱・稀勢の里は今場所で7つ連続の休場。
 
今場所は初日から鶴竜と白鵬が土俵にあがり、9日目でともに1敗で先を行く栃ノ心をしっかり追走している...かに見えますが。
 
9日間の鶴竜と白鵬の取組を見る限り、かつての横綱相撲らしさは影を潜め、辛勝です。もっと言えば、相手力士が弱すぎて1敗を堅持できているという状況です。
 
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残念ながら、近い将来の稀勢の里の引退はほぼほぼ確実。
 
満身創痍の鶴竜も、もって今年限りかというような内容になってきています。
 
白鵬も、一時のような格が違いすぎるというような強さはなく...。
 
で、問題はこれからです。そういう明らかに力が低下した横綱たちに確実に勝てる若手が育っていないということが「横綱ゼロ時代到来」の本当に危機です。
 
もっとストレートにいうと、あんなに弱い横綱相手に勝てない関取たちのだらしなさ。
 
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今場所、関脇・栃ノ心は確実に2桁の白星をあげ、場所後の大関昇進は確実でしょう。初場所に続き優勝も遂げるかもしれません。そして、勢いがある今なら、大関昇進後も優勝を重ね、もしかしたら今年中の横綱昇進も果たせるかもしれません。
 
3横綱が現役引退もあり得る状況のなか、もし横綱・栃ノ心が誕生すれば、それはそれで一見朗報です。しかし、同時に、それは栃ノ心の現役期間を早めてしまうほうに作用する可能性が大です。
 
近場の例でいうと、横綱・稀勢の里のようにです。栃ノ心の取組が、「力任せ」的な部分があり、ケガをすれば一気に平幕にも勝てない状況が訪れてしまいます。
 
それに加えて、栃ノ心に続く「横綱になれそうな力士がいない現状」を踏まえると、そんなこんなで、近い将来に「横綱ゼロ時代」もあり得るということです。
 
どこに問題がありそうなのか。それは後ほど書きます。

近い将来、大関ゼロ時代も到来するかもしれない

大関・高安が初日から休場。そして、大関・豪栄道が9日目から休場。一時、高安は横綱を狙えるかという勢いがあったのですが、ろうそくの火のように消えてしまいました。同部屋の稀勢の里の不振も無関係ではないはずです。
 
田子ノ浦部屋は早晩、関取ゼロに鳴る可能性大です。
 
「大関が空位になりそうだ」ということは、逆にいうと若手のチャンスなのです。しかし、その若手がだらしない。ケガがあるのでしかたないという見方も「あり」ですが、ケガをだましだまししながら、いかにしっかり白星を重ねるか...そういう気概が若手力士に見えないのです。
 
期待していた関脇・逸ノ城は中盤で撃沈状態。15日間持たない身体は鍛え直す必要があるのでしょうか。今の状況では「横綱」どころか、「大関」も遠くにかすんでいる状態で、関脇の地位も危ういかもしれません。
 
期待の小結も、「いまふたつ」くらいなので、関脇で大活躍して大関昇進を勝ち取る...というところまでに至るには、まだまだ壁だらけです。
 
ここ数場所の前頭の面々を見ても、若手が前頭上位で壁を乗り越えられません。
 
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要するに、現状では、ここ1年くらいで、栃ノ心に続いて「大関」の地位を勝ち取れそうな力士がいないのです。皆無といってもいいです。
 
そういう状況ですから、「横綱ゼロ時代」に続いて「大関ゼロ時代」もいっしょに到来してしまう危機があるのです。

現役理事は、この状況に危機感を覚えていない?

今日のNHKテレビ解説は理事の方でした。アナウンサーの投げかけを「そうですね」などと受け、素人でも言えるような解説しか展開しない。それはそれで呆れるのですが、それ以上に、9日目の取組のふがいなさをもっと嘆き、自分たち親方、師匠の責任を痛感して欲しいのです。
 
たまたま、今日は現役理事の方でした。なので、この理事だけを批判したいというわけではありません。満員御礼が続いたりして、本来見るべき視点が欠如している...たんなる「いち相撲ファン」ですが、そんな心配をしてしまうのです。
 

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横綱・大関を狙える力士がいない理由は...

サイト管理人は相撲の素人ですから、好き勝手に書かせてもらいます。
サイト管理人が心配している現状の危機「横綱ゼロ・大関ゼロ時代の到来」は、次の3点が原因だと考えます。

  1. 新弟子の層が質的にも量的にも不十分であること。
  2. 従前通りの部屋単位の指導で組織力が発揮されていないこと。
  3. 新しい風が吹く土壌が乏しいこと。

 
[1]も[2]もそして[3]も、自分たちだけで埒があかないのなら、大相撲を支える組織形態を変えるしかない...それに早く気づくことではないでしょうか。そして、気づいたら実行する。
 
以前、貴乃花親方が大相撲の改革を目指していると伝わっていましたが、残念ながら貴乃花親方では人心掌握が難しく、改革は無理でしょう。それ以外の方々は、なお無理なような気がしています。

まとめ

とりあえず、勝手放題に大相撲界の危機について書きました。「横綱ゼロ、大関ゼロ時代の到来」、これについては、9日目の取組を見て愕然としたのが発端です。
 
9日目に限って言えば、栃ノ心、鶴竜、そして白鵬が白星を重ねたのは結果オーライであり、対戦相手が弱すぎます。
 
それに大好きな白鵬ですが、今日のような白鵬の取組は見たくないです。また、栃ノ心の力相撲はいつケガをしないか心配です。
 
さらにもうひとつ。途中休場の遠藤が、10日目から戻ってきます。いきなり結びの一番で白鵬戦です。しっかり、休んでもらえばいいのに。稀勢の里や照ノ富士の二の舞にならなければいいですが...。

十両は混戦!?

十両は中盤戦に入って、混戦模様です。十両通算4場所目で12枚目・矢後が1敗でトップを走るも、2敗、3敗には実力者がたくさん。矢後が幕下に続き優勝を果たせるかは微妙なところです。
 
矢後は、相撲の名門・埼玉栄高校を経て、中央大学でアマチュア横綱になり、昨年5月場所から幕下付け出しでスタート。十両通算4場所目と少し足踏み状態ですので、今場所優勝すれば、9月場所くらいには新入幕が果たせそうです。
 
大学相撲出身者が泣かず飛ばす状態な現状に克つを入れる存在であって欲しいです。
 
※アイキャッチ画像の出典:pixabay  


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