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宮川選手コーチ速見佑斗氏、仮処分申立取り下げ〜それ選手ファースト!?


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宮川紗江選手を指導している速見佑斗コーチは、日本体操協会からの無期限登録抹消処分を不服として、裁判所に地位保全を求める仮処分申請をしていました。
 
しかし、速見佑斗コーチは仮処分申請を取り下げました。これで処分が確定した旨を日本体操協会は公式サイトにて発表。
 
速見佑斗コーチの行為は本当に選手ファーストかどうかを考えてみます。

取り下げ理由全文

 
以下、速見佑斗コーチの仮処分取り下げ理由について、代理人弁護士を通じて発表された「取り下げ理由について」の全文です。
 

取り下げ理由について
  
8月29日に宮川選手が私の暴力指導における記者会見を行いました。私は記者会見の報道を見ながら、今の自分を振り返ると共に今の宮川選手がどのような状況であるかを改めて見つめ直しました。
 
そもそもの原因は協会の処分ではなく私の暴力行為です。もとを正せば私の行動により一番被害を受けているのが宮川選手です。しかしながら宮川選手が一番望んでいることが私の指導の復帰です。誰が良い・悪いはさておき、ここに「選手ファースト」が損なわれている現実が存在します。故にどうすれば選手ファーストになるかを考えました。
 
8月29日、日本体操協会が私の処分について記者会見を行いました。その中で「処分はされても指導は出来る」、処分にある「無期限」は「永久的」ということではなく「真摯に反省し、実績を積んだ後で都道府県より申請があれば再登録が検討されることになる」との説明がありました。この説明を聞いた時に、今、私がおこなっている処分を不服として裁判所で協会と争っていることは選手ファーストになっていないと思いました。また自分の立場しか考えていないと猛省しました。そして私がすべきことは処分を不服として争うことではなく、処分を全面的に受け入れ反省し、それを皆様に認めてもらった上で、一刻も早く正々堂々と宮川選手の指導復帰を果たすことが選手ファーストだという結論に至りました。
 
そこで私は協会からの処分を全面的に受け入れることと反省している証として、本日、仮処分の取り下げ手続きに入ることを表明いたします。
 
協会の皆様には選手ファーストの観点からも本処分の今後のお取り扱いについて改めてご検討いただきますよう、申し入れて参りたいと考えております。
 
以上
 
(※代理人弁護士を通じて31日にマスコミ各社に送付した文章)

 

取り下げ理由をまとめると…

 
前述全文のコアをまとめるとこうなります。

  • 結  論
    • 31日、仮処分の取り下げ手続きに入る。
  • 理  由
    • 全面的に処分を受け入れ反省し、正々堂々と宮川選手の指導復帰を果たすことが選手ファーストだとの結論に至り、仮処分申請を取り下げるに至った。
  • 変心経緯
    • きっかけは29日の宮川選手の記者会見とその後の日本体操協会の記者会見。
    • 宮川選手会見で、そもそもの原因は協会の処分ではなく自身の暴力行為。それによって一番被害を受けているのが宮川選手であり、仮処分申請は選手ファーストでないと認識。
    • 日本体操協会会見で、宮川選手を指導できる可能性などを知り、どうすれば選手ファーストになるかを考えた。
 

仮処分取り下げ「だけ」が本当に選手ファーストか

 
速見佑斗コーチは「取り下げ理由について」のなかで「正々堂々と宮川選手の指導復帰を果たすことが選手ファーストだという結論に至りました。」と言及していますが、本当にそうでしょうか。
 
問題となるキーワードは「正々堂々」です。
 
正々堂々との意味は、日本体操協会の説明にあった「真摯に反省し、実績を積んだ後で都道府県より申請があれば再登録が検討されることになる」というプロセスを踏み、実現されるものだとサイト管理人「たもつ」は理解します。(A)
 
それとも正々堂々と処分を受け入れ猛省した上で、早々に指導を再開するということなのでしょうか。(B)
 
もし(B)ならば、それはいささか時期尚早で、暴力再発という危険性を考慮すれば世間が許さない状況だと理解すべきでしょう。なので、普通に考えれば(A)です。
 
そして、仮に(A)だとすれば、速見佑斗コーチが指導復帰するまで宮川選手はどうなるのかという問題が残ります。
 
以上のことを考えると、速見佑斗コーチが宮川選手の指導から完全に手を引くことを宣言することが、速見佑斗コーチがいま宮川選手に対してできる「選手ファースト」ではないでしょうか。
 
速見佑斗コーチ自身が去ったあと、宮川選手の指導体制がどうなるかについては、速見佑斗コーチが考える事案ではありません。日本体操協会が真に選手ファーストの視点で宮川選手をフォローすべき事案となります。
 

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まとめ

 
速見佑斗コーチが仮処分申請を取り下げたことで、速見佑斗コーチの処分は確定しました。その旨を日本体操協会は31日付けで公式サイトにて発表しています。
 
速見佑斗コーチは宮川選手に対する選手ファーストの見地から仮処分申請取り下げに至ったと説明していますが、その後のことを考えると、取り下げ「だけ」が本当に選手ファーストなのかどうかに疑問が残ります。
 
宮川選手の指導から完全に身を引くことこそが選手ファーストではと考えるからです。
 
宮川選手の身の振り方がどうなるのか、しばらく注目していきたい事案です。