企業重視コミュニケーション能力と学生主張のコミュ力の違い、誤解について

説得力イメージ


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企業が新卒採用選考で重視するトップは15年連続で「コミュニケーション能力」であることがわかりました。これは昨今、学生間で語られ面接の場で主張されている「コミュ力」とは大いに異なるのです。

「コミュニケーション能力」企業が新卒に求めるトップ能力

企業が新卒に求め重視する能力のトップは、15年連続で「コミュニケーション能力」であることがわかりました。
 
経団連は毎年企業アンケートをしています。そのなかで新卒に求め重視する能力を毎年発表しています。そのトップ能力が15年連続で「コミュニケーション能力」なのです。具体的には2002年調査から2017年調査までの15年間連続トップということです。
 
一方、企業自身が「コミュニケーション能力」について漠然としか捕らえていないと指摘する専門家たちも多いのが実情です。
 
ところで、サイト管理人は某会社において12年間人事部で働いていました。当時、やはり企業が求める能力のトップは「コミュニケーション能力」だという認識はありました。しかし、自分の会社が本当に求める能力が「コミュニケーション能力」かというと、疑問もありました。
 
当時のサイト管理人の考えですが、こう考えていました。
 
当時、5年間くらい連続して経団連調査のトップが「コミュニケーション能力」であることは認識していました。そして、それは社内で一番困っているのが「コミュニケーション能力」だということの反映ではないかと分析していました。自分たちで不足している能力を新入社員に求めるという安易な考えがあるから、社内の「コミュニケーション不足」問題が解決されないのです。
 
つまり、新卒に「コミュニケーション能力」を強く求めるのなら、社内も「コミュニケーション能力」をどんどん改革すべきだと感じていたのです。

「コミュ力」昨今学生が語り主張する曖昧模糊な能力

昨今、「コミュニケーション能力」を短くした「コミュ力」という言葉を学生たちが使うようになってきました。そして、就職活動で「コミュ力」を主張することが大切だと考えているようなのです。
 
しかし、学生がいう「コミュ力」はどうもアンチョコな感じがしているのはサイト管理人だけでしょうか。
 
学生たちは「コミュ力」をこんな感じにとらえているようです。ネットからピックアップしてみました。
 

  • 自分の意思をはっきりと主張する力
  • 相手の気持ちを考える力
  • 人を思いやり優しく接する力
  • ムードメーカーになる力
  • 場を盛り上げる力
  • 一緒にお酒を酌み交わす力
などなど。
 
どれも日常生活では必要となる力かもしれません。しかし、これらが企業で求められるトップ能力かというと…疑問符です。
 

コミュニケーション能力とコミュ力のギャップ

そもそも企業が考える「コミュニケーション能力」にも、学生たちが捉えている「コミュ力」にも問題があるというのがサイト管理人の考えです。
 
企業は自社で不足している「コミュニケーション能力」を組織的にどう改善し、あるいは補完していくかという戦略が必要です。
 
その一環として新卒にどういう「コミュニケーション能力」を求めるのか。新卒の「コミュニケーション能力」をどういうプロセスで磨きあげていくのか。
 
そういう戦略のプロセスが明確になっていない限り、きっと抜群に優れた「コミュニケーション能力」の持ち主が入社したところで、宝の持ち腐れになるかもしれません。
 
それ以上に、そもそも自社の事業目的実現にとって必要な能力の棚卸しと再構築が優先なのかもしれません。
 
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一方、学生は、そもそも「企業が求める能力は何のためか」というところを考える必要があるのかもしれません。
 
企業活動は企業が求める事業目的を実現するためにフォーカスし、実現されていきます。つまり、就活生として「コミュ力」を考えるのなら、それが企業の事業目的実現にどのように貢献できるのかという視点から考え直すべきなのかもしれません。
 
そう考えれば、「ムードメーカー」や「お酒を酌み交わす」などの能力の意味合いが見えてくるでしょう。

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まとめ

経団連が調査する企業が学生に求める能力トップが、15年連続「コミュニケーション能力」であるということを知り、ちょっと気になりましたので記事を書きました。
 
15年前と現状を変えられていないという企業の苦しみを見るような感じを受けたのはサイト管理人だけでしょうか。
 
[fontsize size=”1″]※アイキャッチ画像の出典:pixabay[/fontsize]