稀勢の里5連勝で引退危機脱出まであと2勝か〜大乃国・若乃花と比較

大相撲


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8場所連続休場で進退をかけて出場している横綱・稀勢の里。
 
危ない相撲内容の連続であるにも関わらず、序盤5日間は連勝。詳細後述しますが、過去の横綱戦績を考慮すると、7勝8敗でセーフかも。
 
となると「あと2勝」で「横綱引退危機脱出」となるのかもしれませんね。

稀勢の里の5日間

 
8場所も休場して相撲感が戻らないのかもしれません。薄氷を履む相撲内容でファンをハラハラさせています。初日の勢戦を除くと、形勢の悪い取組ばかりで逆転勝ちの連続でした。
 
それでも5連勝。土俵際で残せる&逆転ができるのは、やはり地力がある証拠なのかもしれません。
 

  • 初 日〜前頭筆頭・勢に寄り切りで勝ち
    • 立ち会い激しくぶつかりあい、稀勢の里が差し勝ち、得意の左四つになり、そのまま寄り切り。「ほぼ完勝」といって良い内容でした。
  • 2日目〜小結・貴景勝に突き落としで勝ち
    • 立ち会いから激しい突きの連続の貴景勝に防戦一方の稀勢の里。土俵際まで追い込まれたところで、貴景勝に引かれ前のめりになり万事休すかと思われました。追いかける貴景勝、再度土俵際まで稀勢の里を追い込みます。2度目の万事休す到来と思われたそのとき、稀勢の里が左に廻って体を交わし突き落としで逆転です。
  • 3日目〜前頭2・豊山に突き落としで勝ち
    • 立ち会いから激しい突き連続の豊山に対し、上手く防戦する稀勢の里。やがて稀勢の里が右上手を引き、稀勢の里の形に持ち込みます。しかし豊山に上手を切られ、徐々に状態が高くなる稀勢の里。豊山優勢のまま稀勢の里は土俵際に追い込まれます。そして万事休すの場面で、稀勢の里が左に廻り、うっちゃりのような突き落としで稀勢の里逆転。行司軍配「稀勢の里」となりますが、物言い。結果、軍配通り稀勢の里の勝ち。大逆転の辛勝です。
  • 4日目〜前頭筆頭・魁聖に寄り切りで勝ち
    • 立ち会い魁聖の威力を受けとめた稀勢の里、左下手をとり形をつくります。互いに上手がひけない状態のなか、徐々に魁聖が頭をつけ、両廻しをとるいい形に持ち込みます。一方、稀勢の里は右上手がとれず。しかし稀勢の里が魁聖の上手を切ると一気に攻めに転じます。そして両廻しの状態で魁聖を土俵際に追い込み寄り切りで勝ち。
  • 5日目〜前頭3・正代に上手投げで勝ち
    • 立ち会いがっぷり。右と左の差し手争い。稀勢の里、右の上手が入ると一気に攻めますが土俵際で正代に下手で残され、そのまま形勢逆転で稀勢の里が土俵際に追い込まれます。しかし正代が前に出る勢いをタイミング良く利用した上手投げで逆転勝ち。
 

稀勢の里、あと2勝で引退危機脱出!?

 
負け越し(休場除く)た横綱がいるのかどうかを調べました。いるんですね〜。
 
場所が15日間になって以降、2人います。大乃国と若乃花(三代目)です。ともに1回ずつ7勝8敗を記録しています。
 

第62代横綱・大乃国の場合

 
大乃国は1987年11月場所で横綱昇進。昇進直前2場所は優勝なしでも昇進3場所前に全勝で優勝し、直前3場所だと40勝5敗。
 
そして1991年7月場所、4勝5敗となったところで引退します。
 
横綱在位は23場所で、うち休場6場所(いずれも全休)です。幕内優勝は2回で、横綱での優勝は1回です。
 
大乃国の横綱での一桁勝利は4場所あります(休場除く)。
 

  • 1987年11月場所 8勝7敗
  • 1988年 9月場所 8勝7敗
  • 1989年 9月場所 7勝8敗
  • 1990年 初場所  8勝7敗
 
 

第66代横綱・若乃花の場合

 
若乃花は1998年7月場所で横綱昇進。直前2場所連続優勝で横綱昇進です。ちなみに直前3場所では36勝9敗。
 
そして2000年3月場所、2勝4敗となったところで引退します。
 
横綱在位は11場所で、うち休場3場所(いずれも全休)です。幕内優勝は5回ありますが、横綱での優勝はゼロ。
 
若乃花の横綱での一桁勝利は2場所あります(休場除く)。
 

  • 1998年11月場所 9勝6敗
  • 1999年 9月場所 7勝8敗
 

第72代横綱・稀勢の里の場合

 
2017年3月場所で横綱昇進。直前場所で初優勝し横綱昇進です。直前3場所では39勝6敗。
 
そして昇進場所で大怪我を負うものの優勝決定戦に持ち込み優勝(連続優勝)を果たします。その後の8場所連続休場はみなさんご存じの通りです。
 
横綱在位10場所目で、うち休場8場所(全休4場所)となり、進退をかけて今場所に臨んでいるわけです。
 

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頑固者の稀勢の里ですから…

 
とにかく頑固者の稀勢の里ですから、過去に7勝8敗の横綱がいたとしても自身が納得しない場合は引退する可能性はあります。だからやはり負け越しの7勝8敗で「良しとする」ことは考えにくいかもしれませんね。
 
だとするととりあえず勝ち越せばギリギリセーフということで、最低でも「あと3勝」。できれば2桁と考えれば「あと5勝」です。
 
問題は本場所から離れて久しい稀勢の里が、後半戦でどこまで体力を維持し続けるか。辛勝で苦しい闘いが続いているので、思いのほか体力を使っているのではないでしょうか。
 

ファンが描く理想としては…

 
まずは中日全勝ターンで勝ち越しを決めることです。
 
そしてその勢いのまま終盤戦につっこみ、3横綱全勝のまま優勝争いをする。
 
ラストはもちろん稀勢の里、涙の復活優勝(幕内優勝3回目)です。振りかえってみれば全勝優勝というのはいかがでしょうか♪
 

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まとめ

 
稀勢の里ファンとしては、ハラハラさせられちゃってもいいです。勝ってさえくれればそれでいいです。
 
直前に書いた「優勝」なんて望んでいません。とにかくまずは勝ち越し。そしてできば2桁で十分です。
 
そんなこんなで勝ち越しの可能性は高くなってきました。今日からの中盤5日間に大注目です♪
 
※アイキャッチ画像の出典:pixabay