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線虫がん検査、2020年1月から実用化〜15種類のガンを早期を含め85%嗅ぎ分ける!?

線虫がん検査2

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 2015年3月、新聞各紙において「線虫でがん診断 1滴の尿で判定 早期がんにも」ということで話題になった線虫がん検査。その実用化がいよいよスタートします。  
 
その線虫がん検査がどのようなものか、まとめてみました。
 
 

10/1、ベンチャー企業の発表!

 
 10/1、東京のベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」が、線虫がん検査に関する記者発表を行いました。  
 
「HIROTSUバイオサイエンス」は、線虫を使ったがん検査開発に取り組む九州大学発のベンチャーです。
 
発表の骨子は…
 
尿1滴でがんの有無を8割以上の高確率で判定できるという安価な検査法「N-NOSE(エヌノーズ)」を、来年1月から実用化する
 
というものです。
 
なんと、15種類のがんを極めて早期の段階から検出できるといいます。
 
 

2015年3月の発表は…

 
2015年3月12日、新聞各紙が「線虫がん検査」のことを扱い、当時、とても話題になりました。
 
当時のことを、ちょっと長いですが、引用で紹介します。
 


がん患者が発する特有のにおいを嗅ぎ分ける線虫の性質を利用し、患者の尿1滴でがんの有無を95%の高精度で調べる方法を開発したと、九州大学などの研究チームが12日発表した。
 
臨床現場ではがん患者には特有のにおいがあることが知られており、日本をはじめ海外の研究機関では、鋭い嗅覚を持った犬をがん診断に利用するという研究が行われている。九州大の味覚・嗅覚センサ研究開発センターの広瀬崇亮助教らの研究グループは、このにおいに注目し、線虫「C.エレガンス」ががん患者の尿にどう反応を示すか実験した。
 
C.エレガンスは、飼育が簡単なことから生物実験で一般的に用いられる体長数ミリの線虫で、犬と同じくらい嗅覚が優れている。実験では、シャーレに置いた線虫に、がん患者の尿と健康な人の尿242人分を数滴垂らし、それぞれの検体に線虫が示す反応を調べた。その結果、線虫はがん患者24人の尿のうち23人分(95.8%)に近づき、健康な人の尿218人分では207人分(95.0%)で遠ざかった。
 
24人のがん患者のうち、12例はがんの進行度を示すステージが「0」と「1」の早期がんであることから、線虫は従来のがん検診では見つけにくかった早期がんを発見できる可能性もあることがわかった。
 
線虫が検出できるがんは、現段階では胃がんや食道がん、前立腺がんなど全てのがんに反応するが、がんの種類の特定にまではいたらないため、研究グループでは今後、特定のがんにだけ反応する線虫を開発し、線虫の嗅覚による診断テストの実用化に向けてさらに研究を進めるとしている。
 
なおこの論文は、米科学誌「Plos One」電子版に11日付で掲載された。
 
※引用元:Hazard labの記事

 
あえてまとめると、ポイントは3つでしょうか。
 

  1. 九州大学などの研究チームが、がん患者が発する特有のにおいを嗅ぎ分ける線虫の性質を活用し、患者の尿1滴でがんの有無を高精度で調べる方法を開発した。
  2. 線虫は生物実験で一般的に用いられる体長数ミリのもので、飼育が簡単で、犬と同じくらい嗅覚が優れている。
  3. 実験では、線虫は、従来のがん検診では見つけにくい早期がんを高精度で派遣できる可能性がある。
 
当時、とても夢のような発表でした。
 
 

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がんの罹患は…

 
国立がん研究センターの情報によると、「2017年にがんで死亡した人は373,334人。2016年に新たに診断されたがん患者は995,132人」となっています。
 
CMでもやっていますが、「万一がんになったら」は、もはや「万一」ではないのです。
 
個人的なことですが、サイト管理人「たもつ」(以下、「私」と記します)の廻りでいうと、私の両親、そして妻の両親の4人、全員、がんに罹患し、すでに2人は故人となっています。
 
しつこいですが「がん」は「万一」ではないのです。
 
しかも、4人の両親のうち、3人は80歳前後で、がんに罹患しています。つまり、生きている間、いつ、がんに罹患してもおかしくない。
 
とするならば、やはり、今回発表のあった「尿1滴で15種類のがんを高精度で発見できる線虫がん検査」は極めて、私たちにとっての朗報です。
 
ちなみに、西日本新聞によると、人の尿に対する線虫の動きは、こんな感じです。以下の2つの画像の出典は西日本新聞です。
 
【がん患者の尿の場合】
がん患者の尿の場合
 
【健常者の尿の場合】
健常者の尿の場合
 
 

検査は具体的にはどういうもの?

 
具体的には…
 
尿を採取し、それを都内にある「HIROTSUバイオサイエンス」の検査施設に持ち込んで解析します。
 
結果報告までは1週間から1ヶ月ほどかかります。そして、1年目は25万人の解析が可能。
 
すでに従業員検診への導入を考えている企業からの問い合わせが殺到し、約10万人の検査が予定されています。
 
今の所、線虫が反応するのは「大腸、肺、乳、膵(すい)臓、肝臓、子宮、前立腺など15種のがん」であり、現時点では検査でがんの部位までは判明できません。
 
「HIROTSUバイオサイエンス」は、今後、がんの場所の特定も目指しています。
 
 

「HIROTSUバイオサイエンス」とはどういう会社?

 
「HIROTSUバイオサイエンス」は、九州大学助教であった広津崇亮社長が2016年に設立しました。
 
福岡県と同県久留米市の支援を受け開発を進めてきました。
 
広津社長は会見で次のように述べています。
 


技術的な検証はほぼ終わった。がんの検診率を上げるには画期的な技術が必要。特に子育てや仕事で検診率が低い若い女性の検診率アップにつなげたい。
 
※引用元:西日本新聞

 
ぜひ、早々に実現していただきたいですね!
 
 

まとめ

 
線虫がん検査2
 
 
10/1に「線虫を使って、尿1滴で15種類のがんを、早期の段階から85%検出する」という会見がありました。
 
その内容について、カンタンにまとめました。
 
2020年1月から検査がスタートとする旨、ワクワクしますが、一方、すでに10万件の予約が入っているということで、実際に私たちが、いつからフツーに検査を受けられるのか、そのあたりのことが一番気になるところです。
 
このあたりのことについては、今の所残念ながら不明です。
 
「線虫がん検査」がさらに精度を増し、場所の特定まで出来るようになること、そして、私たちがフツーに&気軽に受診できるようになれることを望んでいます。
 

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