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ノーベル賞・本庶佑のPD-1発見とオブジーボ開発の小野薬品、奇跡のコラボ!?

ノーベル賞


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日本人にとって嬉しいニュースが飛び込んできましたね。京都大学当別教授の本庶佑(ほんじょ・たすく)氏がノーベル生理学・医学賞を受賞することになりました。
 
受賞はシカゴ大学のジェームス・P・アリソン博士と共同受賞です。
 
本庶氏の受賞は、癌治療に繋がるPD-1を発見し、その後の研究でその機能も解明し、応用としての創薬にも関与を続け、これらの業績が高く評価されたのです。
 
ところで、サイト管理人「たもつ」(以下、「私」と記します)は「癌治療!?」と聞いて、いたたまれなくなり調べました。
 

最初、わたくしごとから…

 
最初、私の話から…。
 
若い頃「万一、私が癌になったら」なんて考えたことなかったですか。
 
実は、癌にかかるのは「万にひとつじゃない」んです。少なくとも50%くらい? いえいえ、わたくしごとでいうと、100%です。
 
私が結婚したとき、私の両親、妻の両親は健在でした。しかし、4人が立て続けに癌になり、私と妻の父は他界。それぞれの母は癌手術を経て、お陰さまで術後10年くらい健在です。
 
つまり、体験的には、癌にかかるのは「万にひとつ」じゃないわけですね。
 
だからこそ、癌治療の決定打となるような薬が望まれるわけで。
 
そんな「希望の薬」のひとつが、今回ノーベル賞を受賞することになった本庶佑氏の発見とその後の研究をベースとして創薬されたオプジーボなんです。
 
なお、本庶氏はオブジーボの創薬にも関与してきたのです。
 

本庶氏の発見と戦略

 
ところで本庶氏の発見とその後の研究、そしてそれを創薬に繋げる戦略について、素人なりに理解しました。間違いがあってもお許しを…。
 

  • 基礎研究>本庶氏は1992年PD-1を発見し、さらにその後の研究でPD-1はPD-L1と結合し、免疫反応を抑制する機能があることを解明する。
  • 癌との関わり>多くの癌細胞は、表面にPD-L1を発現していることが発見され、癌細胞は自分の持つPD-L1をPD-1と結合させ免疫機能を抑えるという仕組みが明らかになった。
  • 創薬の戦略>以上から、PD-1に対する抗体をつくり、癌細胞より先にPD-1に結合させることで、癌細胞のPD-L1はPD-1に結合できず、癌細胞に対する免疫は抑制されずに機能し、癌細胞は排除される方向に向かう。
 
正直細かいことは、ちんぷんかんぷんですが、ものすごい発見をされたわけです。
 

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小野薬品工業の奔走

 
小野薬品工業
※画像出典:薬剤師転職DX
 
癌治療薬創薬の戦略が決まっても、実現は大変だったようです。
 
小野薬品工業は30年近く前から本庶氏の研究室に社員を在籍させて共同研究をしてきました。
 
そのプロセスで、免疫を担う細胞の表面にあるPD-1を1992年に発見。さらに2002年にはPD-1が癌の免疫システムに関与していることが解明され、癌免疫治療薬「オプジーボ」実用化につながったのです。
 
ただし当時、癌領域での創薬経験のなかった小野薬品工業は共同開発企業を探すも、主要メーカー13社すべてから断れわられてしまうのです。
 
理由は当時「癌の免疫療法は効果が証明されていない民間療法」というイメージで捉えられていたからです。
 
それが強い偏見として業界にあるため、小野薬品は共同開発を担う企業を探すのに苦労したと言います。
 

オブジーボの発売へ

 
小野薬品工業はアメリカバイオベンチャーとの協力で2006年に臨床治験を開始します。
 
そして、2014年にアメリカの製薬大手、ブリストル・マイヤーズスクイブとオブジーボとの発売に至ったのです。
 
日本では2014年7月4日に製造販売が承認され、同年9月に発売が開始されました。
 
ただ、当時は恐ろしいくらい高い薬だったようです。
 
なんでも体重60kgの肺癌患者の治療に使った場合、年間で3500万円かかるんだとか。
 
およそ貧乏人には使えない薬かと思ったら…保険適用なので、3500万円の大半は国庫からの支出となり、癌治療薬が高すぎて国を滅ぼすなんて言われていたみたいです。
 
より具体的には発売当時は保険適用で100ミリグラム73万円。やはり貧乏人にはきついよ〜という金額です。
 
それが2年に1度の薬価改定で約36万円になり、そして2018年4月からは約28万円になったそうです。
 
これでもまだ高いですが、今後の治療適用の範囲拡大と薬価引き下げにより、私たちの強い味方になりそうですね。
 

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まとめ

 
今回、本庶佑氏がノーベル生理学・医学賞を受賞することとなり、氏の業績とそれが私たちにどう関わるのかということを、素人なりに調べました。
 
本庶佑氏の発見とその後の研究と創薬への戦略。
 
そして共同研究を続けてきた小野薬品工業が創薬し発売にこぎ着けるまでの苦労。
 
なるほど、そういうたくさんの人たちの苦労のおかげで、私たちが癌特効薬を使うことができるわけですね。ありがたいことです。
 
ところで、私は今後、フツーに癌に罹患すると思っています。覚悟ではなく、それがフツーなんです、きっと。
 
だから、そのとき、さらに薬価改定がされたお手頃な(?)オブジーボが使えることを期待しています。
 
※アイキャッチ画像の出典:pixabay