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貴ノ富士(たかのふじ)は引退に追い込まれると思う3つの理由、旧態依然とした組織運営他2つ!

貴ノ富士

 
 
9/27、13時からスタートした貴ノ富士の記者会見、2回見ました。いずれもAmebaTV(プレミアム)で…。
 
そして、こう考えました。
 
「貴ノ富士は引退に追い込まれると思う3つの理由がある」と。
 
 

弁護士の主張は一理ある、あるが故に…

 
弁護士の主張は分かりやすいものでした。
 
相撲協会や相撲部屋が、コンプライアンスを実現するためのガバナンスが効いていないということです。
 
結果、今回の件をすべて貴ノ富士一人に責任を負わせて、彼を角界から追いやることが二度と暴力事件が起こらないことに通じるのか…。
 
なるほどもっともです。
 
ただし、もっともだからこそ危ない。
 
貴ノ富士の一番の想いは、角界に残って頑張りたいということです。
 
しかし、弁護士は、角界のあるべき組織論を主張しています。
 
もし、貴ノ富士の一番の想いを実現するためなら、記者会見以外の方法があったのではないでしょうか。
 
もちろん代理人たる弁護士が十分に貴ノ富士をバックアップしながら、協会と交渉をする。なにもその交渉過程を公にする必要はないのです。
 
今回、記者会見を行ったことで、貴ノ富士は古い体質が残る角界を敵に回しました。
 
かりに、貴ノ富士が角界に残ったとして、それを受け入れる部屋があるのでしょうか。
 
反骨精神が高そうな白鵬が部屋を早々に作って、貴ノ富士が白鵬部屋の力士になる…くらいな突飛な方法以外に、貴ノ富士が角界に残れそうな方法が見つかりません。
 
理事会で「どうして弁護士に頼んだり、記者会見を開くのだ」と話題にするくらいガバナンス的には、古い体質のところです。
 
記者会見では、千賀ノ浦親方や部屋のことを悪く想わせてしまうような言質もあり、すんなり元の鞘に戻ることは、しごく困難だと思います。
 
 弁護士があるべき論をかざして、本来の依頼人の想い実現が難しくなるような方向で行為をしてしまった。これが貴ノ富士が引退に追い込まれるだろうと考える1つ目の理由です。  
 
ただし、繰り返しますが、旧態依然とした古い組織体を正すためには、記者会見で弁護士が口にしたことなどは、全うなことだと想います。
 
あの言質を素直に受け入れるほどの技量が協会や相撲部屋にあれば…の話ですが。
 
 

世間には「2度目は許さない」という感情論に満ちあふれている

 
13時からの会見が終わって、テレビ各局の14時からの情報番組では、ほとんど全部で貴ノ富士問題を報じていました。
 
そのなかで、何人ものコメンテーターが口にしていたのが「2度目だからね〜」というもの。
 
Twitterのツイートなどを検索しても「2度目だから許さない」的なものが多いです。
 
ちょっと待ってください。
 
「あなたは1度失敗したことについて、2度失敗したことは全くないのですか?」
 
あなたが組織の管理者を経験した方であれば、部下たちが1度だけでなく、2度も3度も失敗を繰り返すという様子を散々見てきたハズです。
 
恐らくあなた自身も、同じような失敗を繰り返しながら、一人前になったのではないでしょうか。
 
いつから私たちは、そんなに強く人を断罪してもよい…という風潮になったのでしょうか。
 
しかし…
 
多くのコメンテーター、専門家(相撲レポーターや元力士)と言われる人たちが「2度目だから」を口にする、一般の人もツイートなど「2度目は許さない」と発信する。
 
そんな風潮がある限り、貴ノ富士が角界に残れる可能性はとても少ないと感じます。
 
繰り返します。
 
 自分のことはさておき「2度の失敗は許さない」という風潮が根強いこと、それが貴ノ富士が角界に残ることはできないであろう2つ目の理由です。  
 
 

ここ数年、協会や角界の体質の古さばかり目に付いてきた

 
9/26の理事会では「どうして弁護士に頼んだりしたのだ」との言葉が飛び交ったと伝えられています。
 
師匠と弟子は親子の関係と言われています。つまり、千賀ノ浦親方は貴ノ富士の親です。なのに、徹底的に子を信じて庇う親ではないわけです。
 
千賀ノ浦部屋には、旧貴乃花部屋の力士たちを受け入れるにあたって、随分と反対の空気があったようです。
 
2018年3月に1回目の暴力事件を起こしたとは言え、移籍にあたって、「誓約書」を書かせる。この段階で、親子関係は成り立ちませんね。
 
話し変わって…
9月場所で大関復帰を決めた貴景勝。
 
彼は、怪我がリハビリとトレーニングに選んだのは千賀ノ浦部屋ではなく、出身校・埼玉栄高校でした。そこで寝泊まりしてトレーニングを重ねた。
 
テレビでは、埼玉栄高校の監督(恩師)が「きちんと部屋の親方には仁義を切って、学校に来てもらった」と話していましたが、やはりフツーじゃないです。
 
自分が所属している部屋が、切羽詰まった、いざというときに信頼できる場所ではないという現実。
 
「そういうことをする貴景勝が悪い」というのはカンタンですが、それだけでしょうか。
 
別に、「千賀ノ浦親方や部屋が悪い」といいたいのではなく、 異分子は受け入れる素地がない古い組織体、それが相撲部屋であり、角界なのでは  …ということです。
 
この古い体質がある限り、角界も協会も変わらないだろうと感じた次第です。
 
 角界の古い体質がある限り、「2度も失敗をした」貴ノ富士をもう一度受け入れる度量があるわけがない…それが3つ目の理由です。  
 
 

推測ですが…

 
日本相撲協会は、近々に理事会を開いて、正式に貴ノ富士に「引退勧告」を出すでしょう。
 
もしかしたら貴景勝と貴源治を含む、元貴乃花部屋出身力士たちが、千賀ノ浦部屋から、どこかに再度移籍するということだってあり得るかもしれません。
 
そして、ここが一番大切なことですが…
 
 暴力事件は、これからも繰り返されるでしょう。  
 
根本的で組織的な対応がないからです。
 
なぜ暴力事件が起きるのか、起きたらどう対処するのかという組織的な分析と対処が全くないからです。
 
全力士を集めて講義や訓示をすれば、暴力がなくなると考えている人たちは、とても、ほのぼのとした方々です。
 
組織が変わらないようなら(変わる具体的な行為が起きないのなら)、国には、公益法人の見直しを考えてもらいたいものです。
 
 

まとめ

 
9/27、13時からの貴ノ富士の記者会見を見て、私なりに「貴ノ富士は角界に残れない」と感じました。
 
その理由は3つ。
 

貴ノ富士が角界に残れない3つの理由
  1. 依頼者の思いを遂げる方法の選択肢を代理人が誤った
  2. 「2度の失敗はゆるさない」という風潮が根強すぎる
  3. 古い体質の角界が貴ノ富士の存在を許さない
 
この3つがあるということは、仮に、貴ノ富士が角界に残ったとしても、彼は針のむしろな状況が続き、彼の活躍を大きく阻害するでしょう。

ラスト。
 
ところで…
9月場所優勝した御嶽海と同じ12勝3敗の貴景勝が三賞にかすりもしないのにとてつもない違和感を感じました。
 
今回の「実施的な引退勧告」という所業は、貴景勝への対応と底辺で通じるものがあるのかもしれません。
 
もう、そろそろマジで大相撲ファンから足を洗う時機なのかもしれません。
 

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