記事投稿日時:2018-08-29 03:52:01
※画像出典:ぱくたそ
「悩み」について4つに分割して記事をアップします。
この記事は、サイト管理人「たもつ」が別名で他のサイト(すでに削除済み)にアップしていたものを加筆修正しました。
目次
「悩み」は悪モノじゃないしトラブルでもない!?
あなたの「悩み」は何ですか?
どんな「悩み」を抱えていますか?
その「悩み」を考えると、怒りが生まれますか?
辛いですか? 悲しいですか?
逃げ出したいですか?
何をしたらいいのか判らず、行き詰まっていますか?
たとえば、こういうことでしょうか…。
- 「家庭内のトラブル」〜夫婦関係、子供との関係、親との関係など。
- 「職場のトラブル」〜パワハラな上司、人の足をすくう同期、能力の乏しい部下、いじめなど。
- 「学校のトラブル」〜いじめ、学業ができないなど。
- 「キャリアのトラブル」〜思うように英語が習得できない、プレゼンが苦手、自己主張するのがヘタ過ぎるなど。
- 「お金のトラブル」〜多大な借金、浪費癖、あるいは、なかなかあがらない給料など。
ここであえて「トラブル」という言葉を使いました。
あなたは「トラブル」という言葉に共感しますか?
実は、サイト管理人は「悩み」を「トラブル」とは考えていないのです。その理由は、最後のほうで、もう一度項目を設けて書きますね。
ところで、あなたは、今抱えている具体的な「悩み」を解決したいという意図で、今これを読んでいるのでしょうか。
本記事のタイトル
を見て、ちょっと期待と違うかもね、と感じたとしたら…、大正解です!
ここではあなたが抱えている具体的な「悩み」を解決しません!
最初から具体的な「悩み」を解決しようなどと考えていないのです。…って別に開き直っているわけではありません。
具体的な悩みは解決しない!?
「最初から具体的な悩みを解決しようなどと考えていない」というその理由は2つあります。
1つ目の理由
なぜなら、具体的な「悩み」を解決することは、本当の意味での「悩み」の解決にはならないからです。
端に具体的な「悩み」だけを解決しようとすることは、「悩み」の解決を邪魔しているものに目をつぶっているだけだからです。
これも詳しいことは後半で書くことにしますね。
2つ目の理由
なぜなら、あなたの具体的な「悩み」を解決するのはサイト上の一方通行では難しいからです。
サイト管理人「たもつ」には、多種多様な「悩み」を、がっつり解決してさしあげる力があります。
しかし、サイトでは相手の微妙な心のうちを把握できず、随時適切なフィードバックができない一方通行の記事上では、解決は難しいのです。
がっかりしましたか?
だから、できないことはしません。
だから、できることだけをします。
しかも、根本的に「悩み」を解決する方法をお教えいたします。あなたの期待以上のメリットを、お約束しましょう。
本カテゴリー記事をお読みいただくあなたにご提供できること
次の3点です。
- 「悩み」の本質を理解できます。
- その本質理解を踏まえ、「悩み」にはどう対処したらいのかが理解できます。
- この2つの理解をもとに、「悩み」を具体的に解決するための確実な一歩を踏み出すことができます。
つまり、「悩み」に出遭っても、少しもひるむことなく対処できる、本当の意味での「悩み」を解決力が身につくとしたら、どうですか?
読み進めたいと思っていただけたでしょうか。
「悩み」は悪モノじゃない
そもそも「悩み」は悪モノじゃありません。
「悩み」はストレスやネガティブな感情などの大変なモノも連れてきますが、それ以上に、あなたを大きく変えてくれるメッセージをあなたに伝えようとしているのです。
だから、悪モノじゃありません。
なぜなら、そのことは、有史以来、人々が様々なことに「悩み」、そして、それを克服することで文化・文明を発展させてきたことでも明らかです。
大きく体制が変わるとき、たとえば幕末から明治維新にかけての激変の時代、日本を背負う気概のある若者たちが抱えていた「悩み」が彼らの改革の原動力になったのです。
それらは、体制や風習などに根ざした深い「悩み」に、外敵への恐怖が混ざり合ったものですから、一朝一夕に解決する手だても見えず、悶々とする日々を送ったハズです。
でも、彼らは「悩み」がもたらすメッセージを見逃すことはなかったのです。
単に「悩み」を問題の改善・克服の原動力にした…というより、そもそも「悩み」にそういう力、すなわち、文化・文明を発展させるだけのメッセージ力が内在していると理解したほうがいいのかもしれません。
仮説ではありますけど…。
「悩み」=「煩悩」
さて、話を進めましょう。「悩み」、言い換えると「煩悩」について。
「煩悩」を辞書で引いてみましょう。
ブッダの場合…
煩悩からの開放をめざし、凄まじい修行を重ねてようやく悟りを開き解脱した人と言えば、仏教の開祖、ブッダです。
凄まじい修行~当時は、身体をいじめ抜くことが主な修行であった~を長年続けて、途中、大きな挫折も経験して、ようやくたどり着いた悟りの境地。
あなたがブッダほどの辛い修行をする覚悟があれば、一生「悩み」から開放されるかもしれません。そして、二度と「悩み」を持たない身体と精神を持つに至るかもしれません。
でも、あなたに、ブッダほどの覚悟、つまり仕事も家族も、地位も名誉もお金も捨てて、一人、何年にも亘る苦行の旅に出る、そういう覚悟がないのなら、考え方のほうを変えることです。
瀬戸内寂聴さんが…
こんな話をされています。
私もそう思います。世の中、みんながブッダになったら気持ち悪い。気持ち悪いどころか、社会の進歩が停滞してしまうのではと心配してしまいます。
だって、事態をなんとかしたいという改善マインドが全くなくなってしまうのですから。
「悩み」仮説!?
もう一度、話を戻して…
そもそも、「悩み」≒「煩悩」に対して、あなたは、悪いイメージを持ち過ぎじゃないですか。
そこで仮説です。
「悩み」にポジティブなメッセージがあるなんて、そんなの絵空事だろ…あなたは、怒りましたか?
ドラマ『下町ロケット』の場合…
ちょっと前のテレビドラマに『下町ロケット』(WOWOW or TBS)がありました。
宇宙科学開発機構の研究員でバリバリのロケット技師の主人公が、たった1回の失敗で責任をとって機構を辞めます。そして、家業を継ぎ、中小企業の社長となります。
ロケット開発の夢を捨てられない社長は、社が傾く危険性があるほどの投資決断をして、自社でロケット部品開発に乗り出します。
次から次へと起こる大問題に「悩み」苦しみながらも、周りの協力もあり、社員一丸で少しずつ乗り越えて行きます。
そして、フツーの中小企業なら絶対にできないことを、いくつもやり遂げてしまうというストーリーです。
もし、あの社長さん、「悩み」がゼロだったとしたら、ドラマの大団円は実現したと思いますか?
所詮、ドラマだと思って、どーでもいいことですか?
ちなみにドラマ『下町ロケット』の原作は、池井戸潤さんの直木賞受賞の同名作品です。小説のベースに実話があるんじゃないかと話題になったことがありましたが、それこそ、どーでもいいことです(笑)。
肝心要は、
ということです。
統計学者ロジャー・W・バブソンの場合…
さて、次は、19世紀から20世紀にかけて活躍した、アメリカの著名な統計学者、ロジャー・W・バブソンの話です。
バブソンは有名な起業家でもあり、成功の暁に、起業家育成に特化した大学を設立したりもしました。2014年に発表された「教育の質、投資価値、卒業生の年収」と言う切り口の調査で大学ランキング全米1位に輝いた大学です。
ところで、このバブソン氏、どんなときでも、
と豪語していたそうです。
その方法の詳細は書きませんが、
バブソン氏にとって、「悩み」は視点を変え、やる気を起こすシグナルだったのです。
もし、彼が「悩み」は嫌なモノだと避けるだけであったら、「今、視点を変えるときだ」という「悩み」からのメッセージを受け取ることはなかったでしょう。
ロジャー・W・バブソンって誰!?
知らんわ、そんな奴…でしょうか…。
小学生でも知っているような偉人だったら信じられるのですか?
全米ランキング1位の大学を設立した人ではだめですか?
もう一度「仮説」登場!
前述した(A)は、仮説です。
大切なことですし、忘れた頃かもしれないので、再掲します。
心理学者アルフレッド・アドラーは…
フロイト、ユングに並ぶ世界3大心理学者のアルフレッド・アドラーは言います。
ここで不幸を「悩み」に入れ替えて考えてください。
「悩み」には、「おまえの悩みはお前自身が選んだ結果だ、だからお前自身でなんとかなるんだ」そういうメッセージがあるのです。
信じるか信じないかは、あなた次第という都市伝説じゃないですからね。
結局…「悩み」は悪モノじゃない!
ぜったい無理だろうという幕末の状況を当時の若者たちは「悩み」ながらも、「自分たちでなんとかなる」と信じ、「悩み」を行動に転化していったのです。
「悩み」に悪モノのレッテルを貼り、忌み嫌うだけでは、そういうメッセージはあなたに届かないのです。
仮説(A)を信じるメリットを、ほんのちょっぴりでも感じませんか?
つまり、「悩み」は悪モノじゃないのです。
まとめ
長くなってしまったので、続きは後日、掲載することにします。
次回は、
ということについて書きます。
追記
2021年のはじまり。
あなたにとって、2021年が素晴らしい年でありますように…。
※アイキャッチ画像の出典:ぱくたそ
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