「悩み」に伴うストレスや感情も悪モノじゃない〜あなたを導くシグナル!【悩みについて(2)】

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「悩み」にストレスやネガティブな感情が伴うことは、説明するまでもないでしょう。これは信じる信じないというレベルとは違い、あなたは十分に体験済みでしょうから、うなずいてくれるハズです。
 
次、これはどうでしょう。

  • 「悩み」に伴うストレスやネガティブな感情も悪モノではない
 
 
反論したくなりますか?
 
と言っても、すでに記事タイトルで、先に明示しちゃってますから、もう、反感をお持ちかもしれませんね。
 
繰り返しますが、「悩み」に伴うストレスやネガティブな感情も悪モノじゃないのです。
 
なぜなら、「悩み」にはストレスやネガティブな感情がつきものだからです。
 

つきもの、すなわち、存在価値があるということ!

 
つきものということは、そこに存在する意味が必ずあるということなのです。
 
たとえば、あなたの最も新しい「悩み」を思い浮かべてください。あなたは、より心地良くなりますか、楽しくなりますか?
 
ほぼ間違いなく、嫌な感じになるでしょう。そんな感じには長く留まっていたくないと思いますよね。
 
「留まっていたくない」…これです、これこそが、ストレスやネガティブな感情の存在価値、良いところなんです。
 
あなたの「悩み」にストレスやネガティブな感情が伴うのは、「悩み」を際立たせる、つまり、自覚しやすくするサインだと言い換えることもできます。
 
ストレスもネガティブな感情もその存在価値があるというわけです。
 
ここで前の記事で掲げた仮説(A)を再掲します。

  • 「悩み」はあなたに対してのポジティブなメッセージを持ってます。だから、「悩み」は悪いモノだという「思い込み」を変えない限り、せっかくもたらされる「悩み」からのメッセージを受け取ることができないのです。(A)
 
そして、この仮説(A)を是とするならば、
  • 「悩み」に伴うストレスやネガティブな感情は、あなたが「悩み」に気づく、フォーカスする、これ以上ないきっかけになる。
 
というわけです。
 

もし、ストレスやネガティブな感情がなかったら…

 
今度は逆に、想像してみましょう。
 
もし、「悩み」にストレスやネガティブな感情がなかったとしたら、あなたは「悩み」に気づかず、ましてやメッセージも受け取れないのではないでしょうか。
 
ストレスやネガティブな感情がなかれば、この「悩み」をなんとかしたいという思いが起きません。すなわち、この「悩み」をなんとかしたい、解決するぞ、一歩前に進むぞ…という動機づけが起きないのです。
 
いかがですか。「悩み」も、それにともなうストレスやネガティブな感情も、いいことずくめだと思いますけど…。
 
なにも、無理矢理「良いモノだと思い込め」というのではありません。実際に良いモノだから、「悪いモノではない」と言っているのです。
 

「怒り」に対処せよ!

 
ところで、「悩み」がもたらすネガティブな感情にはいろいろあり、大抵は複数の感情がまぜこぜになっています。
 
そして、それらの感情のなかには、「怒り」が必ず入っています。
 
ネガティブな感情のなかでもとくに「怒り」は不用意に持ち続けるとあなたを傷つけます。だから、「怒り」を感じたら、タイムリーに対処できるにこしたことはありません。
 
アンガーコントロールという言葉があるくらい、ネガティブな感情のなかでも「怒り」は特別で、かつ、ある意味、大切なものなのです。
 
そして「怒り」があるからこそ、今の状態は何とかしなければならない状態なのだということに気づくことが出来るのです。
 
精神科医でカウンセラーの泉谷閑示先生はこう言っています。
 

  • まず「怒り」と向き合う。
  • 「怒り」は閉塞的状況を打開する創造的エネルギーの発露でもあるのです。

※『クスリに頼らなくても「うつ」は治る』から引用

 
何をいいたいかというと、「怒り」って、私たちにとって意味のある感情だということです。
 

やる気(動機づけ)について

 
話を変えます。
 
人はどういうものにやる気(動機づけ)を感じるのか。大きく2つの方向性があります。
 
1つは、何か大きな目標・目的を意識すると、それに向かって頑張ろうとやる気を感じるというケース。
 
これを目的志向型といいます。
 
もう1つは、何か問題があるとき、それを何とか解決したい、そこから離れたいとことでやる気を感じるというケース。
 
これを問題回避型といいます。
 
目的志向型が良くて、問題回避型が悪いという話ではありません。
 
やる気(動機づけ)を感じるパターンに2つあるということです。
 
そして、意外に思うかもしれませんが、問題回避型の人って結構多いのです。
 
あなたはこの記事をここまで読んで、「悩み」が高邁な動機に転化することなんてあるはずないだろうと思うかもしれません。それは、きっとあなたが目的志向型だからです。
 
ここまでの話、ハナから問題回避型の人なら、うんうんそうだね、と納得していただけたと思うのです。
 
 
アドラー博士は言います。
 

  • すべての人間は主観のなかで生きている
 
 
そうなんです、だから、自分と違うパターンの思考ってわかりにくいんです。

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「悩み」をやる気に転化する

 
「悩み」はやる気に転化できるんです。
 
だから、「悩み」が深刻であればあるほど、やる気に転化するパワーも潜在しているのです。
 
この転化パワーこそが、「悩み」とそれに伴うストレスやネガティブ感情が悪モノじゃないという理由なのです。
 
「悩み」や、それにともなうストレスやネガティブな感情は、あなたを導くメッセージをシグナルとして持っているのです。
 
でも、ほとんどの人はそういう見方をしていませんよね。世の中に溢れている「悩み」に関する本は、どれも「悩み」に否定的だし、ストレスやネガティブ感情を毛嫌いしていますから。
 
実は、この記事を書くにあたって、これまでに読んだ「悩み」関係の本をたくさん読み返すと伴に、初めての本もたくさん読みました。
 
それらの本の、ほぼ全てが、「悩み」を悪モノ扱いしていることを今更ながら認識しました。
 

あのカーネギーも…

 
たとえば、1冊丸ごと「悩み」で埋め尽くされている名著、デール・カーネギーの『道は開ける』は、こんなことになっています。
 
目次タイトルの一部をピックアップしますね。
 

  • 悩みがもたらす副作用
  • 仕事の悩みを半減させる方法
  • 心の中から悩みを追い出すには
  • 悩みの習慣を早期に断とう
  • 多くの悩みを締め出すには
 
 
ねっ、完全に「悩み」=悪モノなレッテルのオンパレードです。
 
ちなみに、前の記事で書いたバブソン氏の話は、この『道は開ける』の最後のほうに出ています。
 
本を読み慣れていない人は、悩み満載の『道は開ける』を読むにあたって、バブソン氏の話まで到達する前に、本に溢れるネガティブパワーに嫌気がさして、本を閉じてしまったかもしれません。
 
一方、バブソン氏の話までようやく到達しても、この『道は開ける』が奨める「悩み」=悪モノ的なモードで読み進めていくと、巻末のほうで出てくるバブソン氏の話の捉え方も違ってしまうのかもしれません。
 
「悩み」をポジティブに受けとめれば、いろんな可能性がより高まると思うだけに、残念です。
 

多くの本たちが「悩み」は悪モノだと言っている

 
さて、話を戻して。
 
世間の状況のあちこちで、「悩み」は悪モノ扱いです。だからこそ、あまのじゃくな私は思うのです。
 
「悩み」は悪モノって、本当にそうだろうか。
 
もし、ブッダになれない自分自身を自覚せざるを得ないのなら、そもそも「悩み」を悪モノ扱いするスタンスのほうが間違っているんじゃないかと…。
 
また、世の中に溢れている「悩み」に関する本から、こんなことも言えると思いませんか。
 

  • 世の中から「悩み」は尽きない、尽きていない
 
それを証明しているのが、たくさんある「悩み」関係本です。
 
「すんごい方法」があって、「すんごい名著」があって、「悩み」が無くなってしまうのなら、今頃、「悩み」という文言の入ったタイトルの本は、世界の書棚から消えて無くなっているハズです。でも、
 
  • 「悩み」がなくならないから「悩み」の本が消えて無くならない
 
のです。
 
だったら、「悩み」と向き合うスタンスを変えてみるのも、いい仮説だと思いませんか。
 

仮説(B)

 
前の記事で掲げた仮説(A)を少し書き換えますね。
 

  • 「悩み」は悪モノどころか、私たちにタイムリーに必要なメッセージをくれる素敵な存在。「悩み」を毛嫌いすることなく向かい合うことで、「悩み」が持つメッセージを受け取ることができる。(B)
 
すでに仮説Aのときも書きましたが、この仮説(B)も都市伝説レベルの話じゃないです。
 
そもそも
 
  • 「悩み」はなくなっちゃます
  • 悩まない自分を実現できます
 
などという、巷に溢れている情報レベルこそが都市伝説なんです。
 
だからこそ、「悩み」と、どう前向きに付き合っていくか大切なんです。向き合うスタンスを変えるのです。これが至極当然で、論理的な方向だと思っています。
 

まとめ

 

  • 「悩み」もストレスもネガティブな感情も悪モノではない
 
これを受け入れたら、次は
 
  • 「悩み」やストレスやネガティブな感情にはあなたを導くメッセージがあるのだ
 
ということを理解してください。
 
すなわち、「悩み」やストレスやネガティブはあなたを導くシグナルなのだということを理解してください。
 
そして、「悩み」やそれに伴うストレスやネガティブな感情といったシグナルが導く方向については、次稿で書きますね。
 

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追記

 
本記事はサイト管理人「たもつ」が所有する他のサイトにて「クロスケ」名でアップしていた記事を一部リライトしてここに掲載しました。
 
つまり記事移動したのですが、理由は前述の「他のサイト」を個人的な理由で今月中を目処に閉鎖する予定だからです。
 
元記事のほうは、記事移動に伴い削除しました。
 
※アイキャッチ画像の出典:ぱくたそ